• きよ子

水使いの森/庵野ゆき

更新日:2021年9月1日



☆百合関係:子弟・ライバル?

☆男女の恋愛:若干アリ

☆男女の性的描写:ナシ

☆女性同士の性的描写:ナシ


<あらすじ>

砂漠を治めるイシヌ王家に生まれた双子の姉妹。双子は国を亡ぼすといわれ、本来であれば姉のミイアの命はなかったはずだが、女王はミイアを殺すことはできなかった。双子が国を亡ぼすなど…と思っていた女王だが、姉のミイアが水の力を示したことで事態は変わっていく。

そんな状況を見たミイアは、幼いながらに母・妹・国のことを考え城をその小さな体ひとつで城を抜け出し、その先で水蜘蛛族のタータと出会う―――。


<百合要素>

男性もいっぱい出てきますが、個人的にはとても百合でした。男性との恋愛要素も多少ありますが、女性同士の関係性が描かれていることが多かったです。特にタータに対するミイアの態度はまさに百合。おねロリですね。タータと友人のラセルタの関係性も、言わなくてもわかる長年の信頼関係、幼馴染百合的な感じがしました。あとはタータとカラ・マリヤの、ライバルなんだけど、能力がある者同士でしたわからない、何か、どこか二人で通じ合っている感じも百合を感じました。欲を言えば、姉ミイアと妹アリアの双子の信頼関係がもっと濃く描かれていたら、双子百合になったなぁ…なんて。欲を言えばですけどね。百合を題材としている小説ではないので、男性との恋愛要素(?)は致し方ないですが、それがあったとしても十分百合を感じられる作品だと思います。


<感想>

景観の描写だったり、感覚の描写だったりがとても綺麗でした。感覚の表現もすっと入ってくる感じがありました。戦闘シーンも楽しかった。

ファンタジーものはあまり読まないし、能力を使ったりなどあるので設定が多すぎて読みづらいのかな?なんて思っていましたが、そんなことはなく、とても読みやすかったです。かといって設定がガバガバなんてこともなく、設定もしっかりとしていました。

物語もとてもよかった。綺麗なだけじゃなく、人間の妬みとか野心とか傲慢さとかそういうものも表現されていたし、欠点を補いあう関係性好きなのでそれもたくさん見られてよかったです。

この小説読んで、おねロリいいじゃん!ってなったのと、ファンタジー小説面白いじゃん…ってなったのは大きな収穫でした。もう少し自分の視野を広げて色々な作品読んでみたい!


続編「幻影の戦 水使いの森」が出ているようなので、またそちらも読んでみたいと思います。







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